新型ハスラーの購入をお考えのあなた、もう試乗はされましたか?
まだの方はこの試乗レポートを読んだ後、試乗車があるお店で早速予約しましょう。
新型ハスラーを買おうと思っている方や他車種と比較検討しているあなたは、もう試乗はされましたか?
試乗をせずにカタログや他人の評価、雑誌のレポートだけで決めてしまうと、意外なところに落とし穴があり後悔する事になるかもしれません。
逆に思っていた以上の良さを発見し、一層購入意欲が掻き立てられることになるかも知れません。
そこで今回は、私が新型ハスラーに試乗して感じた率直な意見や感想をレポートしてみたいと思います。
また、試乗におけるチェックポイントと試乗予約の仕方についてもお伝えしたいと思います。


新型ハスラー試乗レポート
今回は、近所のスズキのディーラーへ事前予約したうえで、試乗に赴きました。
スズキ車の試乗はスイフトスポーツ以来になりますが、試乗って何回行ってもドキドキしてしまいます。
新しいファミコンカセットを手に入れて電源オンする時の気持ちに似ています。
(ちょっと分かり難い例えでしょうか・・・汗)
今回試乗させて頂いたのは、新型ハスラーHYBRID Xターボ、色はバーミリオンオレンジ。
先代はどちらかというと丸みを帯びたボディーでしたが、新型は四角いSUV然としたフォルムに大変身。
アクティブなイメージが増幅されたエクステリアにも好感が持てます。
少し緊張しながら早速乗り込んでみました。
運転席のドアを開けて中を見渡した瞬間、ポップなインパネまわりに目を奪われました。
遊びココロがあふれんばかりの空間演出に釘付けです。
また、軽自動車には見えない広々とした居住空間は想定通り、後部座席でも快適に過ごせそうです。
トールタイプの軽自動車は、ハスラーも例外ではなく、そこら辺りのコンパクトカーよりも車内空間のゆったり感は上を行っています。
気になったので試乗後、新型ハスラーの内寸について詳しく調べてみると、先代と比較して、それぞれ室内長55mm、室内幅35mm、室内高で20mmも広くなっていました。
軽自動車という規格枠を考えてみると、このサイズアップは驚異的な数値です。
一通り車内を眺めまわしたあと運転席へ着座することに。
改めて着座して見てみると、インパネの3連のカラーガーニッシュのインパクトは強烈!!
ハスラーのアクティブでポップなイメージに見事に合っています。
インテリア全体の質感も悪くありません。
樹脂製なのですが、プラスチック然としたチープ感を感じることは有りません。
もしハスラーを購入した場合、内装のレベルの高さだけをとっても、所有している満足感を満たしてくれそうです。
更に、インパネ真ん中のドンと構える視認性抜群の9インチナビの存在感にも圧倒されました。
通常の7インチナビと比べて2倍くらいの大きさに見えてしまいます。
(実際の表示面積は7インチナビの1.7倍)
実際に操作する機会はなかったのですが、操作性も良さそうですね。
※9インチナビはメーカーオプションです
おやおや、シートの座り心地が軽自動車らしくないぞ。
それもそのはず、先代ハスラーや一般的な軽自動車より、シートの厚みが増しているのだ。
これも試乗後に調べてみると、クロスビーやイグニスなど1つ上のクラスと同等のシートの厚みを採用していることが分かりました。
私の尻感覚も、なかなかのもの。
では、エンジンスタートスイッチをポチっとな。
スムーズにエンジンがかかりました。
エンジンスタートして直ぐに目についたのは、色鮮やかなマルチインフォーメーションディスプレイ。
タコメーターや燃費計などの機能があるようですね。
グラフィカルでコックピット感のある演出に一役買ってくれています。
スピードメーターやマルチインフォーメーションディスプレイは、夜間は綺麗に発光し、運転するテンションを高めてくれそうです。
パーキングブレーキを解除し、CVTシフトをDレンジへチェンジ、いよいよ発進します。
ドキドキしながら、ディーラーを左折し一般道路へ。
アクセルを軽く踏み込むとあっという間に40kmへ到達。
出足から上質感がありとても紳士的な加速フィールと、ターボによるトルクが湧き出るような力強さも感じる事ができます。
もう少し踏んで60kmまで加速。
まだまだ余裕なエンジンパワー!!
もっとアクセルを踏み込みたい気分をグッとこらえました。
これなら山道でも余裕で加速し、もたつくシーンは皆無でしょう。
また、アイドルストップからの滑らかな再始動はさすがマイルドハイブリッド(ISG)という感じです。
ひと昔の軽自動車との比較しか出来ませんが、静粛性も想像以上の良さ。
隔世の感を禁じえません。
さらに感動したのは、解放感のあるフロントガラスとビューポイントの高さ。
視認性が非常に良くとても運転しやすいのです。
初心者や運転が苦手な人にもおすすめしやすいポイントですね。
乗り心地も決して悪くなく、操縦性との妥協点はかなり高いと感じました。
試乗を終えた感想を敢えて一言で表すと、
「バランスの良い長く乗れそうな車」。
遊びココロがありながらも、中身がしっかりと進化している。
軽自動車としてほぼ弱点がないクオリティの高さは、前評判通りでした。

新型ハスラー試乗評価
新型ハスラーの試乗レポートをせっかくなので各項目10点満点で評価し数値化してみました。
項目 | 点数 |
---|---|
エンジン | 8 |
足回り | 7 |
乗り心地 | 8 |
静粛性 | 7 |
インテリア | 9 |
エクステリア | 8 |
ラゲッジスペース | 9 |
楽しさ | 9 |
エクステリアやインテリアは個人の好みによってかなり評価が分かれる部分。
他の項目の評価は、動力性能や足回りや剛性、収納配置バランスや多彩さなどバランス良く仕上がっており、スズキというメーカーはパッケージングが上手だなと感心しました。
とにかくバランスが良いのです。
最後の楽しさの項目は、積極的にアクセルを踏んでいくという類の楽しさではなく、ハスラーに乗ってどこへ行って何をしようという使い方の楽しさの部分を考慮し採点しています。
試乗評価やレポートはあくまで個人的な意見。
乗る人によって受け止め方は様々だと思います。
購入を考えていらっしゃる方は、実際にスズキのディーラーで試乗してみる事を強くおすすめします。

新型ハスラー試乗車を予約する方法
「今まで試乗なんかしたことないよ。」
という方も是非試乗に行ってみましょう。
試乗予約の方法は簡単!!
下記のスズキのページからあなたのお住まいエリアを選択すると、新型ハスラーの試乗が可能なディーラーがすぐに見つかります。
そのままweb上で予約希望の日時を入力するだけ。
(直接電話予約でも可)
平日など状況によっては予約なしの飛び込みでも試乗は可能ですが、なるべく予約していきましょう。

新型ハスラー試乗のポイント
試乗する場合、自分の興味がある部分、内装だとか、加速性能なんかは自然とチェックが行き届くのですが、細かな収納やボタン類の配置や使い勝手など以外と見落としがちです。
ハスラーに限らず、一般的に試乗をする際にチェックすべきポイントをまとめてみました。
運転席まわり
・アクセルやブレーキが踏みづらくないか?
└足はしっかり届くか?
└足が窮屈ではないか?
・シートの座り心地やハンドルの握りはどうか?
・視界は広いか、狭くても許容可能な狭さか?
└前方左右のピラーが邪魔にならないか?
└後方視界は十分か?
└ミラーの死角はどの程度あるか?
・メーターは見やすいか?
・ダッシュボードのボタンの配置は使いやすいか?内装・居住性
・座席は座りやすいか?
└特に後部座席
・座席はどの程度動くか?
└座席調整後の広さはどの程度確保可能か?
・内装の質感はどうか。
・収納の広さやドリンクホルダーの場所・数は十分か?
・後部座席にも空調が届くようになっているか?
・ドアを開く時に必要なスペースはどの程度か?
└特にガレージで乗り降りするスペースは十分か?
・乗り降りはしやすいか?エクステリア/非居住空間
・ボディデザインは写真通りか?
・ボディカラーや艶はどうか?
・エンジンルームは手入れしやすいか?
・トランクのスペースは十分か?
└ゴルフバック2つ以上入るか?
・車両のサイズは大きすぎないか?運転時のチェック
・ハンドリングはどうか?
└重すぎないか?
└安定性はあるか?
└変なひっかかりは無いか?
・走行音はどうか?
└エンジン音はどの程度か?
└ロードノイズはどの程度か?
└スピードを出した時の風切音はどの程度か?
・加速/ブレーキ/コーナリングに違和感はないか?
・ATならば、特定の速度域でのギア変化に違和感はないか?
・MTならば、シフトフィールの感触はどうか?
・小回りは効くか?
・車庫への出し入れはスムーズに行えるか?
└慣れでカバーできる範囲内か?引用:https://carnext.jp/magazine/article/car_test_drive/
チェックすべき項目がこんなにたくさんあることが分かります。
「運転しやすいドライビングポジションがとれるのか?」
これなんかは、大柄な男性や小柄な女性にとっては非常に重要なポイントです。
またハスラーに求める用途によっては、収納スペースやシートアレンジのチェックも見逃せません。
乗りたかったクルマに乗れる嬉しさに舞い上がって、何もチェックできなかったなんて事にならないようにしたいですね。

ハスラー新型の試乗レポート まとめ
繰り返しになりますが、本気で購入を検討しているあなたは是非試乗することをおすすめします。
少し気になったり、思っていたのとは違う部分を事前に発見できたら幸いです。
気になる部分を工夫や費用になどよって改善できる余地があるのか検討したり、担当営業マンに事前に投げかけをする事も出来ます。
それでも気になれば、他の車の購入を検討することも可能です。
ハスラーが本命だとしても競合他車も事前に試乗しておくと、意外な値引き交渉の材料が見つかるかもしれません。
試乗は楽しいし、くせになりますよ(笑)。
面倒くさがらずチャレンジして下さいね。


