2020年1月20日に発売された新型ハスラーの気になる価格は?
新型ハスラーにMT車の設定はないの?
新型ハスラーには大きくわけて2つのグレード、合計8種のラインナップが存在します。
好みや用途に応じて、ターボ車、NA(自然吸気車)、FF、4WDなどを細かく選ぶことが可能です。
それぞれのラインナップの装備や価格の違いなどを詳しく見ていく事にしましょう。
最後に個人的なおすすめグレードとその理由も発表したいと思います。


Contents
ハスラー新型のグレード別価格
画像左「Xシリーズ」右「Gシリーズ」
新型ハスラーには、装備上位版「X」と装備廉価版「G」の2つのグレードが存在します。
それぞれに、HYBRID ターボ・HYBRID(NA)、FF・4WDを選ぶ事が可能です。
トランスミッションは現在のところCVTのみ、MT車はラインナップされていません。
HYBRID Gのみ安全装備バック「スズキセーフティサポート」をはずす事が可能となっており、新型ハスラーの中では最廉価版にあたります。
「ならばハイブリッドなしのもっと安い仕様を選ぶ事はできないの?」
そんな声が聞こえてきそうですが新型ハスラーではハイブリッドなしの仕様は選ぶことが出来ません。
また、モノトーンカラーより2トーンカラーの方が高くなりますのでご注意下さい。
※モノトーンカラーでもピュアホワイトパールはプラス22,000円。
画像引用:https://bestcarweb.jp/feature/test-drive/124657
新型ハスラーは2トーンカラー6色、モノトーンカラー5色のカラーバリエーション!!
老若男女問わずきっとお気に入りの色が見つかります!!
最安はHYBRID G「スズキセーフティサポート」非装着車の128万円。
最高はHYBRID Xターボ 4WD 2トーンカラーの179万円。
価格差は70万円とかなり大きな開きが有ります。
ちなみに、新型ハスラーの売れ筋一位はHYBRID G 2WDの137万円です。
売れ筋1位がHYBRID Gになるのは、いかにも軽自動車カテゴリーらしいと言えます。

新型ハスラーX・G装備の違いは?
新型ハスラーのX・Gその価格差は16万円。
なんとターボ車とNA車の価格10万円より差額は大きいのです。
16万円の価格差を考えると、さぞ豪華な装備が満載されているのだろうと思い調べてみると、期待を裏切らず差額以上の大きな価値があることが分かります。
新型ハスラーX・G エクステリアの違い
フロントフォグランプの追加はかなり大きなエクステリアの変化をもたらしています。
オフロード感、ギア感を求める方には必須と言えそうですね。
ヘッドランプもLEDとハロゲンに差が付けられ、輝度の違いはもちろん、車の目というか表情がハッキリと精悍に見えるのは私だけでしょうか?
ホイールもアルミとスチールで見た目の高級感がグッと違って見えます。
しかもこの純正アルミホイール、新型ハスラーに良く似合っていますね。
新型ハスラーX・G インテリアの違い
画像は”X”本革巻
まずは、ステアリングホイールです。
形状は同じですが、本革とウレタンと素材が違います。
握り心地、感触に雲泥の差があります。
運転中、常に握るステアリングですので、ここのこだわりは嬉しいですね。
画像左:”X”リッドクローズ 中央:”Gリッドオープン 右:”G”
”X”にはインパネアッパーボックスにリッド(蓋)が付いていおり、”G”にはリッドが付いていません。
個人的にはリッドを閉めた状態の見た目が好みです。
”G”のオープンスタイルも悪くないですね。
リッドにゴムをかけ、スマホなどちょっとしたモノを挟んだり、掛けたりすることが可能です。
画像左:”X”ドアトリムカラーガーニッシュ付き 右:”G”
お次はドアトリムカラーガーニッシュです。
遊び心を感じられるデザインですね。
また、”X”の画像を良く見ると、ドアハンドルがシルバーになっていることが分かります。
画像左:フロントコンソールトレー 中央:パーソナルトレー 右:運転席シートバックポケット
元々収納が充実している新型ハスラーに、”X”限定でさらに3種類の収納が追加されています。
ハスラーというクルマの性格上、細かな収納やユーティリティがたくさんあるのは大歓迎ですよね。
意味もなく車内泊したくなっちゃう!?
新型ハスラーX・G その他の違い
女性にとって、UV&IRカットガラスは”G”でも欲しいと思う装備です。
”X”はドアミラーがリモートで格納可能。
音楽好きには嬉しい6スピーカー(フロント、リヤ、ツイーター各2)。
このあたりは”G”でもオプション選択できれば良いと思うのですけど・・・。
思い切って極端な差別化を図るところがSUZUKIらしところでもありますけどね。

新型ハスラー ターボとNA 2WDと4WD違いは?
HYBRID Xターボ 4WDとHYBRID X 2WDの主要諸元は下記表のとおりです。
ちなみに、エンジンと駆動方式は”X”と”G”のグレードの差はありません。
画像引用:https://bestcarweb.jp/feature/test-drive/124657
新型ハスラー 重量とボディーサイズの違い
全長から最低地上高までのボディサイズは、ターボもNAも4WDも2WDも全て同じです。
車両重量はターボ車とNA車を比較すると、ターボ車はプラス10kg。
4WDと2WDだと、4WD車はプラス50kgとなります。
新型ハスラー エンジンパワーの違い
次に気になるエンジンパワーをみてみましょう。
ターボエンジンの最高出力は軽自動車の自主規制いっぱいの64ps/6000rpmを発生。
最大トルクは10.0kgm/3000rpm。
低回転域からトルクフルで扱いやすく、高速走行も楽にこなせるスペックになっています。
一方の自然吸気(NA)エンジンの最高出力は49ps/6500rpmを発生。
最大トルクは、5.9kgm/5000rpm。
HYBRIDの加速アシストも有り、NA車でもストレスのない走行が可能なスペックとなっています。
新型ハスラー 燃費の違い
NAエンジン、2WDの方が燃費が良いことは容易に予測できますが、実際にどれくらいの差があるのでしょうか。
エンジン/駆動方式 | WLTCモード燃費(km/L) |
NA 2WD | 25.0 |
NA 4WD | 23.4 |
ターボ 2WD | 22.6 |
ターボ4WD | 20.8 |
NAとターボで2.4~2.6km/L、2WDと4WDで1.6~1.8km/Lもの差が出ています。
新型ハスラーの発売にあわせ、新開発されたNAエンジン(R06D型)は燃費向上を主眼に開発されています。
その差が数値に表れていますね。
新型ハスラー その他の違い
新型ハスラーはターボ車のみに装備される機能、4WD車のみに装備される機能が多く存在します。
ターボ車のみの装備
まずは、ターボ車のみに装備された機能をみてみましょう。
画像左:パドルシフト 右:パワーモードスイッチ
パドルシフト・・・ステアリングから手を離さず素早くシフトチェンジが可能な7速マニュアルモード付パドルシフトを設定。指先で簡単に操作できるのでスポーティーな走りを思いのままに楽しめます。
パワーモード・・・エンジンとCVTの制御変更に加え、ISGによるモーターアシストをトルクアップさせることで、坂道や高速道路などへの合流時に力強い加速力を発揮します。
また、ターボ車にしかつかない安全装備が2種類あります。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)・・・ステアリングのACCスイッチを操作すると、ステレオカメラで先行車との距離を測定。設定した車間距離を適切に保ちながら加速・減速、さらに停止まで自動追従します。高速道路での長距離運転や渋滞走行時の発進・停止を頻繁に繰り返す状況などで、運転操作の負担を軽減します。。
車線逸脱抑制機能・・・機能をONの状態で走行中、カメラが左右の区画線を検知。車線逸脱の可能性が高いとシステムが判断した場合に、ドライバーに車線逸脱防止方向へのステアリング操作を促し、車両を車線の内側に戻すように支援をします。
走りを楽しみたい気分の時ってありますよね。
パドルシフトがあるだけでもターボ車を選ぶ価値があります。
ACCは高速道路などを長距離運転する機会が多い方は、是非欲しい機能です。
NA車にも欲しいところですが、ACCを装着するためには、高速道路を安定して巡行できる余裕のあるパワーが必要条件となっているのかもしれませんね。
4WD車のみの装備
4WDにしかない装備されない機能を3つ見てみましょう。
画像左:スノーモードスイッチ 中:グリップコントロールスイッチ 右:ヒルディセントコントロール
スノーモード・・・雪道やアイスバーンでタイヤの空転を抑えるモード。滑りやすい路面では過大なエンジントルクを抑制し、発進・加速時にタイヤの空転を抑えることでスムーズな走行を可能にします。さらに、約30km/h以下では、スリップ輪全体にブレーキ制御を併用し、より安定したグリップ走行を実現します。
グリップコントロール・・・ぬかるみなどの滑りやすい路面で片輪が空転した場合などに、空転が発生した車輪のブレーキ制御を早め、かつ強くし、空転していない車輪に駆動力を集中させることで発進をサポートします。
ヒルディセントコントロール・・・急な下り坂で、ブレーキペダルを踏まなくても自動的に車速を約7km/hにコントロール。ドライバーはステアリングの操作に集中することができます。
積雪地域にお住まいの方や、スキーやスノーボードに頻繁に出かけるあなたには必須です。
画像は先代ハスラーのリフトアップ車
画像引用:https://www.balsystem.com/hustler/index.html
ハスラーはリフトアップして乗るのもかっこいいですよね。
リフトアップするならやっぱり4WDでしょう‼

ハスラー新型はMT車発売の可能性は?
画像は先代ハスラーA 5速MT
先代ハスラーには、普及グレードのAとGグレードのNA車(マイルドハイブリッド非搭載)には5速MT車もラインナップされていました。
しかし、新型ハスラーは全車マイルドハイブリッドが搭載されたためMT車が設定されなかったのです。
昨今の先進安全装備の義務化と排ガス規制や省燃費化の兼ね合いで、スズキに限らずMT車が絶滅危惧種と化している現状。
スズキ車だとMT車がATやCVT車より売れているのはスイフトスポーツくらいなもの。
今後も新型ハスラーはマイナーチェンジ、フルモデルチェンジなどの機会でMT車がラインナップに加わる可能性は極めて低い言わざるを得ません。
走りに特化した車種以外は、ハスラーに限らず、完全にMT車を選べなくなる日も近い!?

ハスラー新型の実際の購入費用
新型ハスラーを購入した場合、諸経費を含め、乗り出しまでに実際どのくらいの費用がかかるのでしょうか?
ちょっとシュミレートしてみましょう。
仮定条件
車種:HYBRID Xターボ 2WD
カラー:2トーンカラー
メーカーオプション:なし
購入月:4月
車両価格 ¥ 1,503,700-
自動車税種別割(4月) ¥ 10,800-
環境性能割 ¥ 12,300-
自動車重量税 ¥ 9,900-
自賠責保険料 ¥ 35,610-
リサイクル料金 ¥ 7,120-
登録(届出)諸費用等(概算)¥ 46,970-
合計:¥ 1,615,600-
ナビやETCなど最低限のオプションを付けるとプラス20万円。
新型ハスラーは人気車種ゆえに値引きは渋めですが、オプション値引きも込みで約10万円は欲しいところ。
もろもろ考慮にいれると、実際の乗り出し価格は・・・
180万円というところでしょうか。
やはり軽自動車としては高価なものになってしまいます。
その他のグレードを選ぶと下記くらいの乗り出し価格になりそうです。
HYBRID X:170万 HYBRID Gターボ:165万 HYBRID G:155万

新型ハスラー エコカー減税の対象なの?
新型ハスラーのターボ車はエコカー減税の対象ではありませんが、NA車は25%のエコカー減税が付いてきます。
自動車重量税・・・新車購入時および初回の継続車検時25%減税
軽自動車税・・・新車登録後、初回の納税時25%減税
これを当てはめると、NA車は1万円程度乗り出しが安く済む計算になります。

ハスラー新型のおすすめグレードはコレ
HYBRID Xターボ
新型ハスラーのおすすめグレードはズバリ・・・HYBRID Xターボ、HYBRID Gの2つです。
HYBRID Xターボは、エンジンパワーを筆頭に、装備の充実、パドルシフト、AAC、車線逸脱抑制機能など欲しいものが文句なしに揃っています。
決して安い価格ではありませんが、装備や性能の割にバリュー感が高いグレードになっています。
「予算が足りないよ」と言う方以外はHYBRID Xターボにするべきです。
きっと満足度の高い買い物になるでしょう。
HYBRID G
もう一つのおすすめグレードHYBRID Gは、実際に一番売れているグレードです。
必要最低限のものが揃っており、パワーもマイルドハイブリッドの恩恵もあり街乗り中心なら軽快そのもの。
価格も安価でHYBRID Xターボ同様、バリュー感の高いグレードだと言えるでしょう。
注意点としてHYBRID Gを選ぶ場合、「スズキセーフティサポート非装着車」を選ぶことは得策ではありません。
セーフティサポート自体のバリューが高く、将来的に他のクルマに乗り換える際のリセールバリューが大きく変わってくるからです。
2WDと4WDの選択は、あなたのお住まいの地域の積雪量を基準に考えましょう。
新型ハスラーは、基本的にクロカンタイプのクルマではないので2WDで十分ではないでしょうか。

スラ子ちゃん、ハスラーで一緒にスキーに行こうよ。

