新型ハスラーの値引き相場、値引き限度額は2020年現在はどれくらいなのでしょう?
2020年1月の発売以来、高い人気を誇る新型ハスラー。
人気車種だけに、値引き相場が低いことは容易に想像できますよね。
では実際の値引き限度額はどの程度なのでしょうか?
厳しいことは分かっているのですが、少しでも値引きを引き出す方法はないのでしょうか?
2020年現在の値引き相場と、今後の値引き限度額の展望、値引きを引き出す方法などもお話していきましょう。


ハスラー新型の値引き額相場は?
ズバリ、新型ハスラーの2020年4月現在の値引き相場はグレードに関わらず平均約5万円。
元々軽自動車は値引きは渋めの傾向なのですが、発売したばかりの人気車種なので予想通りの値引き額。
かなり渋いと言わざるを得ません。
先代ハスラーは、新型発売までの直近3年間は平均15万円の値引きが相場となっていました。
新型ハスラーも1~2年後には15万円程度の値引きは引き出せる可能性は高そうです。
「それまで待てないよ、少しでも今値引き増を狙いたいんだよね。」
そんなあなたのために、実際に新型ハスラーの大幅値引きを獲得された方を実例に、最大値引きの獲得方法や、うまく交渉を行えた場合の限度額についても見てみましょう。

ハスラー新型の値引き限度額情報
2020年4月現在の値引額は5万円が相場とお伝えしましたが、それはあくまで車両からの値引き平均額と捉えて下さい。
しかし、オプションなど込みの値引き総額を20万円以上獲得された方もチラホラ現れはじめているのです。
20万円以上の値引を獲得されている方に共通している傾向は、オプションやオプションサービスの装着金額が30万円近くかそれ以上であること。
且つ、車両価格が高いグレード、X HYBRIDターボやX HYBRIDターボ4WDを選んでいることです。
ここから導き出せる答えは、車両本体からの値引より、オプションからの値引きの方が交渉しやすいという事、車両価格が高いグレードは多少値引き幅が大きいという事です。
私の知る限りでは、最大25万円の値引を獲得したという方もいらっしゃいます。
この方は、オプション36万円、選んだグレードはX HYBRIDターボ4WDでした。
現在のところ、グレードやオプション装着の具合にもよりますが、狙うべき値引き最大限度額は25万円といったところでしょう。
全体の値引き平均額は、発売から時が経過するに比例し年々上がっていくのは普通ですが、値引き限度額は今後3~4年先でも25万円くらいとあまり変わらないと思います。
では25万円の限度額を獲得するために、具体的にどのような方法で値引き交渉を行えば良いのでしょうか。

ハスラー新型の値引きを目標まで引き出す方法
新型ハスラーの値引きを相場以上に引き出すために、必ず下記の4点を実施してみましょう。
労力を惜しまず実行することが値引きへの近道となります。
①オプションやオプションサービスの値引を引き出す
新開発の新型ハスラー用9インチHDディスプレイ搭載メモリーナビ ¥184,800(工賃込み)
車両本体より、オプションアクセサリーの方が値引きが引き出しやすいのは先述の通り。
オプションやオプションサービスの装着合計金額が大きいほど値引きが引き出しやすくなります。
不必要なオプションまで取り付ける必要はありませんが、ナビやETCを装着するだけでも20万円を軽く超えてしまいます。
オプション1点1点に対し、値引きや取付け工賃のサービス交渉を丁寧に実行しましょう。
②同じスズキディーラーでも系列や資本が違う販売店で相見積もりをとる
現在スズキのディーラーは、「スズキ店」と「スズキアリーナ」の2つが存在します。
さらにその下には、「副代理店」「業販店」というサブディーラーも存在しています。
分り易く言うと、町の自動車整備工場や中古車販売店が新車販売も同時に行っている、そんなお店がサブディーラーに当たります。
同じスズキ車を扱うディーラーでも、系列や資本が違うと商売上の競争相手となります。
相見積りをとって競合させ、値を吊り下げるのは、値引き獲得の正攻法と言えます。
面倒くさがらず最低2社は足を運び見積りを取って比較するようにしましょう。
③ライバル車・競合車との比較検討を匂わす
画像左:ダイハツ タフト 画像中央:ダイハツ キャスト 画像左:トヨタ ライズ
こちらも、値引き交渉をする際の王道の手段です。
同価格帯、同カテゴリーの他社のクルマの購入を匂わせましょう。
競合車種の値引き額が大きいのであれば見積り書をぶつける、競合車種も値引きが渋ければ、購入を匂わせるだけでも効果的です。
新型ハスラーの具体的な競合車種としては、2020年4月に発売されたばかりのダイハツ・タフトが一番に挙げられます。
それまでは、ダイハツキャストがハスラーの一番の競合車でしたが、タフトの発売と同時に販売終了となってしまいました。
しかし、タフトはキャストより、カテゴリーや価格帯、スタイルなどが新型ハスラーに似ており、更に競合させ易いクルマとなっています。
更にタフトは軽クロスオーバーという分野では後発にあたり、ハスラーに”追いつけ追い越せ”というポジションに居ますので、新型ハスラーより値引きを引き出し易い傾向にあります。
ここのところを上手く使い、タフトの安い見積りをぶつけたいところです。
また、普通車ですが、トヨタ・ライズ、ダイハツ・ロッキーのコンパクトSUVあたりも競合になり得るでしょう。
価格帯も一部グレードで被っており、クルマの性格も似ているので、競合させやすい車種だと言えます。
本当は新型ハスラーで心は決まっていても、迷っているフリ・演技をする事は値引き獲得の有効な手段となります。
④ディーラーの決算セールを狙う
スズキに限らず販売店、ディーラーは3月本決算、9月半期決算が多いもの。
この半期・本決算のセール時は大幅値引きのチャンスです。
決算前に売り上げと販売台数を稼いでおきたいディーラー側は、いつもより大きな値引きをしてくれるという訳です。
また、ディーラーによっては決算セール時に「オプション3万円分プレゼント」なんてキャンペーンを実施していたりもします。
実質は値引きと同じなので、時期やタイミングが合えば利用しない手はないと思います。
⑤下取り額をアップさせる
下取り額のアップは正確には値引きとは違いますが、実質は値引きと一緒です。
下取り額のアップこそ一番クルマを安く買うための最重要なファクターと言っても過言ではありません。
クルマを買い替える場合、新たに車購入するディーラーへ下取りに出すケースが一般的ですよね。
実はそこに大きな落とし穴が潜んでいるのです。
腕利きのディーラーの営業マンは良くこんな手を使ってきます。
1、実際の下取り査定金額より少なめに下取り額を提示しておく
2、実際の下取り査定金額と、低く提示しておいた下取り提示額との差額分を値引きに上乗せし、値引き額を大きく見せる
ご自分クルマの下取り相場を調べておいた上で下取り交渉を行わないと、営業マンの術中にはまってしまうことになるのです。
下取りもディーラーにまかせると匂わせつつ、最大値引きを引き出した後、下取りは中古専門業者に出すという少々ずるい作戦も有効です。
そうすることにより、値引きも下取りも最大限に引き出すことが可能となります。
また、ディーラーの下取り価格は、中古専門の買取り業者と比較し低い傾向にあります。
一括買い取り査定サイトなどを活用しうまく下取りアップを目指しましょう。

新型ハスラーの値引き相場・値引き限度額 まとめ
新型ハスラーは人気車種のため、車両自体からの値引きはまだまだ渋い事がわかりました。
しかし、ディーラーオプションやメーカーオプションの値引き額は大きく獲得できる可能性も大きいようです。
上手に交渉できれば、車両とオプションを合わせて20万オーバーの値引きのチャンスもあります。
更に、下取り査定をディーラーだけではなく、中古専門業者など複数に依頼し競合させ、査定額を吊り上げましょう。
下取りに出す車種や程度にもよりますが、30万以上アップしたというケースもザラに耳にします。
すべて上手く運べば「総額50万円以上安く新型ハスラーを購入できた!!」なんて事も十分可能になってくるのです。


